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2016年10月7日(金)

白紙領収書閣僚 苦しい答弁

小池氏が切り込む

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 閣僚を含む自民党の国会議員に相次いで発覚する白紙領収書疑惑。日本共産党の小池晃議員が6日の参院予算委員会で切り込みました。閣僚の苦しい言い逃れに、委員会室から失笑がもれました。


稲田氏「『赤旗』の指摘受け検討する」

菅長官「金額書くとパーティー混乱」

高市氏「発行者側の作成法規定ない」

写真

(写真)答弁する菅義偉官房長官=6日、参院予算委

 金額などが同じ筆跡の領収書が3年間で約260枚、約520万円分あった稲田朋美防衛相。2009年11月の衆院法務委員会では「政治資金規正法の趣旨を理解せずに何が議会制民主主義ですか」と発言していました。

 小池 こんな領収書を出しておいて何が民主主義か。

 稲田 小池委員や「赤旗」で指摘されたことを受けてこれからどういったかたちができるか検討していく。

 小池 (白紙領収書の記入が)まずいということを認めていることになる。語るに落ちたということだ。

 疑惑は安倍政権の中枢にまでおよびます。菅義偉官房長官の政治団体にも、3年間で約270枚、約1875万円分の同じ筆跡の領収書が。小池氏の追及に、菅氏は白紙の領収書に菅氏側で金額を記載した事実を認めました。

  受付で宛名と金額を記載すると混乱する。パーティーの円滑な運営に大きな支障をきたす。

 小池 翌日、議員会館を回って領収書を配ればいいではないか。

 菅氏は、パーティーの主催者と参加者の間に面識があり、主催者の了解を受けて領収書に全額を記入しているので「水増しは一切行われていない」「合法だ」と強弁。小池氏は「面識があればいいというなら、中小企業の社長はみんな取引先と面識がある。民間では到底通用しない話だ」と述べました。

 政治資金を所管する高市早苗総務相は「法律上、発行者側の領収書作成法が規定されていないことから、問題は生じない」などと必死に白紙領収書問題を擁護しました。

 小池氏は「総務省政治資金課の手引には“後から追記してはいけない”と書いてある」と指摘。高市氏が他の自民党議員から受け取ったパーティー券代の領収書の写しを提示しました。

 小池 なぜこういう答弁をするかわかる。高市氏も同じことをしているからだ。

 質問が終わると、委員会室は野党側の席から大きな拍手が起こりました。


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