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2016年10月5日(水)

原発・TPPから県民守る

新潟知事選 米山隆一候補訴えから

悲惨だったJCO臨界事故

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 16日投票の新潟県知事選で、市民と5野党(共産、生活、社民、新社会、緑)が擁立する米山隆一候補が2日にJR新潟駅前で行った訴えを紹介します。


写真

(写真)訴える米山隆一知事候補=2日、新潟駅前

 私は茨城県東海村のJCO臨界事故(1999年9月)があったとき、放射線医学総合研究所(千葉市)の当直医でした。核燃料をつくっている労働者が大量の放射線を浴びた事故です。「おい、大変な事故が起こった、すぐ診療に入れ」といわれ、びっくりしました。あまりにも事故がひどいので私が診る間もなく、その患者さんは、すぐに東大のICU(集中治療室)に運ばれ、その後亡くなられ、本当に悲惨でした。そんな人をもう二度とつくってはいけないんです。

再稼働させない

 私たちの故郷を、私たちの命を、子どもたちの未来を守るために、みなさんにお約束させていただきたい。福島原発事故の原因の徹底的な検証、事故が私たちや子どもたちの健康、生活、社会に与える影響の検証、万が一事故が起こった場合、みんなが本当に安全に避難できる方法の徹底的な検証、この三つの検証がなされない限り、原発再稼働の議論を始めることはできないんだ、それをはっきりとお約束させていただきたいと思います。

 原発事故はとっても大きな話ですけれど、同時に、とってもささやかな話だと思います。新潟の町で安全に安心に暮らしたい、命の不安を抱えることなく、子どもたちの健康の不安を抱えることなく、安心して暮らしたい、それは、ささやかな願いじゃないですか。そのささやかな願いがかなえられない、そんな政治じゃいけないんです。だから私は、みなさんの思いを受けて立候補させていただきました。みなさんの思いを絶対にかなえさせていただきます。

介護体制つくる

 県政の課題はたくさんあります。

 医師が足りなくて救えない命があってはいけません。私の医師としての経験と知識を生かして、全力で医師の確保に取り組みます。介護も本当に大変です。この町で安心して老後を送れるために、すべての人が安心して介護を受けられる体制をぜひつくらせてください。

 そしてTPP(環太平洋連携協定)です。コメは一粒たりとも入れないと政府が言ったのにコメが入る、コメの値段が下がる、こんな条約を結ぼうとしています。これでは、新潟のコメ作りは守れません。徹底的な情報開示を求め、戸別所得補償制度のような実効性のある対策を求めて、TPPから日本の農業、新潟のコメ作りを守らせてください。

 新潟の新しいリーダーとして、米山隆一を選んでいただきますことを心からお願いいたします。


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