2016年10月4日(火)
沖縄新基地 建設やめて
ホワイトハウス前で 米在住日本人、米退役軍人ら訴え
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【ワシントン=洞口昇幸】日米両政府が沖縄県名護市辺野古への新基地建設を推進し、東村高江でのヘリパッド(着陸帯)建設工事を強行している問題で2日、ワシントンのホワイトハウス前で沖縄県出身の米在住日本人や米退役軍人が建設中止を求める横断幕を掲げ、辺野古や高江のことを知ってほしいと呼びかけました。
参加者は「沖縄県民は、高江の米軍ヘリパッドと辺野古の米軍新基地の建設を中止することを、オバマ大統領に強く求めます」と書かれた横断幕を掲げました。
ホワイトハウス前で米国人だけでなく外国人観光客など多くの人が、横断幕と並べた辺野古の鮮やかな海の写真に足を止めました。
横断幕を手にした大山紀子さんは、沖縄県出身で1980年代に米国に移住。「戦後ずっと沖縄は米軍基地に苦しめられている。沖縄で起きていることは日本の縮図、世界の縮図であることを知ってほしい」と語りました。
ベトナム戦争の従軍経験がある元軍人のマイク・マルソーさん(67)は「基地建設に反対する沖縄県民や県知事を支持する。米軍が海外でもたらしている悪影響を多くの人はもっと知るべきだ」と強調しました。