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2016年9月30日(金)

こども食堂の輪 全国へ

豊かな成長 「居場所」 多世代の交流

東京でイベント 地域みんなの取り組みに

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(写真)開会あいさつをする栗林知絵子さん=28日、東京都新宿区

 「広がれ、こども食堂の輪!全国ツアー」のキックオフイベントが28日、東京都内で開催されました。主催は、同実行委員会です。約150人が参加しました。

 全国ツアーは、こども食堂の活動を自治会や婦人会、行政関係者に理解してもらい、「一部の人たちの取り組み」から「地域住民の誰もが理解し関わっていける取り組み」へと広げることが目的です。

 実行委員代表の栗林知絵子さん(特定非営利活動法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク理事長)は、こども食堂はただ食事を提供するだけの場所ではなく、その地域の子どもたちが安心して生活し、豊かに成長できる「居場所」でもあると強調しました。

 全国各地の取り組みも交流しました。「信州こども食堂ネットワーク」の青木正照さんは、こども食堂が子どもだけではなく、多世代の人々も交流できる「居場所」になっていると話しました。「特定非営利活動法人ちばこどもおうえんだん」の湯浅美和子さんは、「条件は一切付けず、誰でも気軽に来ることができる場所にしたい。そうすれば苦しんでいる子どもたちにも届くかもしれない」と述べました。

 各党の国会議員も参加し、日本共産党からは田村智子参院議員があいさつしました。


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