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2016年9月27日(火)

自民改憲案「ベース」にした議論認められない 志位氏強調

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 日本共産党の志位和夫委員長は26日の記者会見で、安倍晋三首相が同日の所信表明演説で、憲法改定について「憲法審査会で議論を深めていく」と表明したことについて問われ、「日本共産党はもともと、憲法改定を発議する憲法審査会は動かすべきではないと考えている」と表明するとともに、「『自民党改憲案』を『ベース』にした審議はいよいよもって論外だ。認められない。この点ではほかの野党とも足並みをそろえていける」と強調しました。

 志位氏は、「自民党改憲案」の問題点として、(1)海外での無制限での武力の行使(2)国民の基本的人権の抑圧(3)立憲主義の全面的な否定―という特徴を挙げ、「憲法を憲法でなくしてしまうという内容です。首相はこの案を『ベース』に議論してほしいと述べており、これはまったく認められない」と強調しました。

 また、25日のNHK「日曜討論」で民進党の野田佳彦幹事長が「自民党改憲案」について「撤回しないと議論は進まない」と述べていることについて、「野党間で、憲法に対する考え方にはそれぞれ違いがありますが、『自民党改憲案』を認めない、許してはならないという点では、しっかりした一致があると思います」と強調。「『自民党改憲案』を『ベース』に憲法審査会を動かすというのが自民党の方針であるならば、これは到底応じられないということを野田幹事長が表明したわけで、これは大事な接点だと思っています」と述べました。


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