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2016年9月23日(金)

米海兵隊機 沖縄で墜落

本島北部沖 重大事故繰り返すAV8

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 沖縄県の米軍嘉手納基地から飛び立った海兵隊のハリアーAV8戦闘攻撃機が22日午後、沖縄本島北部の辺戸岬の東約153キロの海上に墜落しました。

 第11管区海上保安本部によると、午後2時10分ごろ、那覇空港事務所から、米軍所属航空機が墜落したもようとの連絡がありました。午後2時40分ごろ、嘉手納基地(第18航空団指揮所)から救助要請があり、同本部が、午後3時45分に巡視艇1隻、午後3時55分、航空機1機を派遣しました。

 また、同本部に入った連絡によると、米軍ヘリがパイロット1人を救助し、嘉手納基地が救助要請を取り下げたとのことです。外務省沖縄事務所から県基地対策課に入った連絡によると、ハリアーは午後1時55分に墜落。午後2時35分に米軍が乗員を救助しました。

 翁長雄志知事は、「一歩間違えば重大事故につながりかねず、大変遺憾。原因究明まで同機種の飛行中止を求める」とのコメントを発表しました。

 県基地対策課によると、ハリアーをめぐる沖縄での墜落事故や部品落下は、1972年の本土復帰後、18件起きています。

 日本共産党沖縄県委員会基地対策・平和運動委員会責任者の真栄里保氏は、「AVハリアー戦闘攻撃機は、沖縄周辺で訓練を繰り返し行っており、この間、機体出火事故や緊急着陸、墜落事故など重大な事故を起こしています。AVハリアーの沖縄への飛来と訓練はただちに中止すべきです」と話しています。


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