2016年9月17日(土)
戦争法新任務の訓練開始
陸自東北方面隊 駆け付け警護など
防衛省は16日、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)へ第11次隊として11月にも派兵が予定されている陸上自衛隊の部隊が、戦争法=安保法制に基づく新任務の訓練を開始したと発表しました。東北方面隊第9師団(司令部・青森駐屯地)を中心とする隊員が、14日から新任務となる「駆け付け警護」と「宿営地の共同防護」に関する訓練で、座学から実動訓練へ移行したとしています。
稲田朋美防衛相の訪米に同行している防衛省の武田博史報道官が15日(日本時間16日)、記者団に明らかにしました。武田報道官は、「具体的にどのような訓練を、どのように、どこでといった詳細については、手の内なので差し控えさせていただきたい」と述べ、訓練内容や場所、参加人数などは一切明かしませんでした。
稲田防衛相は同日の記者会見で、実際にこれらの新任務を付与するかどうかについては、「安全に任務が果たせる状況にならないと付与するわけにはいかない」と表明。訓練の習熟度や南スーダンの治安情勢の変化を踏まえて最終的に判断する考えを示しました。