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2016年9月13日(火)

東日本大震災5年半 被災地はいま

宮城・気仙沼 京都から仮設に支援物資

米・みそに「ありがたい」

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(写真)仮設住宅で被災者と交流する「絆」のメンバー=10日、宮城県気仙沼市

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 東日本大震災の被災地支援を続けている京都府の支援活動サークル「絆」は、9日から12日まで宮城県気仙沼市内で支援物資を届け、交流しました。仮設住宅などで米や、みそを配り、被災者は「前にいただいた野菜もおいしかったです」と受け取りました。

 2011年3月から始めた「絆」の支援活動は今回で23回目。専門学生や新日本婦人の会の女性などを含む12人が、京都府久御山町から支援物資を積み込み、マイクロバスで14時間かけてやってきました。支援物資は知人の農家や一般家庭を歩いて集めました。「絆」副代表の内田公昭さん(69)=城陽久御山民主商工会会長=は「『あなたたちに頼めば必ず被災者に届けてくれる』とみなさん快く分けてくれます」と話します。

 条南中学校の校庭の一角にあるプレハブの仮設住宅には現在29世帯、63人が暮らしています。1軒ずつ声をかけながら、米1・5キロ、みそ500グラムを小袋に分けて被災者に届けました。

 同市南郷(なんごう)の10階建ての災害公営住宅(南郷住宅)には165戸287人が暮らしています。メンバーが訪ねた1人暮らしの女性(82)は「足が悪く、買い物はタクシーを使っているのでありがたい」と話しました。

 同公営住宅の集会所では、「絆」のメンバーが持ち寄った物品を並べて衣料品などの無料バザーを開き、足湯マッサージなども行いました。

 初めて支援活動に参加した男性(21)=学生=は「被災者の思いが聞けて良かった」と話しました。

 気仙沼市には現在、89カ所の仮設住宅に1661世帯、3760人が暮らしています。(伊藤佑亮)


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