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2016年9月8日(木)

川内停止 再び要請

三反園鹿児島県知事、九電社長に

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(写真)九電の瓜生社長(左)に要請書を手渡す三反園知事(右)=7日、福岡市

 鹿児島県の三反園訓(みたぞのさとし)知事は7日、福岡市の九州電力本店を訪れ、九電川内(せんだい)原発1・2号機(鹿児島県薩摩川内市)をいったん停止し再点検するよう、瓜生道明(うりうみちあき)社長に再度要請しました。

 三反園知事は「私は知事として県民の安全を守らなければなりません。できるだけ早く停止して検証していただけないか。改めて要請したい」と瓜生社長に切り出しました。川内原発周辺を視察した際に寄せられた、避難道路の確保や30キロ圏内の避難車両不足に対する住民の不安の声を紹介。早期の回答を求め、「県民の安全を守るため、ぜひ社長のご英断をお願いしたい」と訴えました。

 面会後の記者会見で三反園知事は「福岡に来て直接社長に要請したということは、(県民の安全への)強い思いの表れとご理解していただきたい」「一番重要なものは住民の安全。安全なくして次はない」と語りました。瓜生社長は「住民の不安軽減につながるよう(定期検査での)特別点検を徹底的にやりたいという思い。(要請に応じられるかは)分からない」と語りました。

 三反園知事は、先月26日に川内原発を運営する九電に要請書を提出。九電は定期検査で運転停止を予定しているとし、即時一時停止については応じないと回答していました。


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