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2016年9月4日(日)

「野党共闘」この道しかない

ネット番組 小池書記局長が主張

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 日本共産党の小池晃書記局長は3日、インターネット番組「デモクラTV本会議」に出演し、ジャーナリストや評論家らと野党共闘について語り合いました。司会はジャーナリストの山田厚史氏。

 小池氏は、野党と市民が共闘した参院選の結果について、32の1人区すべてで統一候補が実現し、このうち11の激戦区で野党候補が勝利したことをあげ、「共闘の効果があったのは間違いない」と強調。32のうち28選挙区では、野党統一候補の得票が野党の比例合計票を上回っていることを紹介し、「“共産党と組むと票が逃げる”という話があったが、取り越し苦労だったという結果だ」と語りました。

 文芸評論家の横尾和博氏は野党共闘について、「シールズやママの会など、新たな市民運動が起きたことが、共産党を動かしたのではないか」と質問。

 小池氏は、長年平和運動を続けてきた団体が団結して「総がかり行動実行委員会」をつくり、そのうえに新しい運動が加わり政治を動かしたと語り、今後の衆院選についても「安倍自公政権に勝つためには、この道(野党共闘)しかない」と強調しました。

 小池氏は、実際の犯罪行為がなくても相談し合意しただけで犯罪とされる「共謀罪」や、改憲、戦争法、沖縄・米軍新基地建設など、安倍政権が参院選で語らず“争点隠し”でやり過ごしてきた問題を、参院選後次々と具体化し始めていることに対して、「ことごとく『だまし討ち』だ」と批判。「こんな『だまし討ち』の政治を、国民はいつまでも認めるわけないし、長続きさせてはいけない」と語りました。

 ジャーナリストの田岡俊次氏は、南スーダンPKO(国連平和維持活動)に11月から派兵予定の自衛隊部隊に「駆け付け警護」など新任務を与え、この訓練を開始する問題に関して、「『駆け付け警護』は、戦闘が起きているから飛び込んでいくもの。死傷者が出ないほうが不思議だ」と危険性を指摘。小池氏は「PKOの原則はもう崩れている。武器使用の拡大はとんでもない」と話しました。


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