2016年9月1日(木)
台風10号
緊急対策を要請
党岩手県議団が知事に
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台風10号による記録的大雨で岩手県岩泉町などの三陸沿岸に大きな被害が出ているなか、日本共産党県議団(3人)は31日、達増(たっそ)拓也知事に対し、緊急の対策を講じるように申し入れました。斉藤信、高田一郎、千田美津子の各県議が参加し、千葉茂樹副知事が応対しました。
県内では、岩泉町のグループホームで9人の遺体が発見されるなど、11人の犠牲者が出ています。国道106号など45路線・78カ所が全面通行止めとなり、被害が拡大しています。
斉藤氏は、孤立している被災者の安全確保と人命救助に万全を期すとともに、災害状況の把握に全力を挙げ、早期の復旧を図ってほしいと要請。災害救助法の早期適用を行い、雫石(しずくいし)町・盛岡市などの豪雨災害(2013年8月)の対策を踏まえた、大震災並みの被災者支援を実施すべきだと述べました。
また斉藤氏は、国に対して激甚災害の適用を求めてほしいと強調しました。
千葉副知事は「知事からも、被災者の安全確保と人命救助を最優先に進めるようにと指示を受けている」と回答。岩泉町などには県から職員を派遣して状況把握に努めていると説明し、災害救助法については「市町村長との合意を踏まえて対応する」と話しました。