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2016年8月29日(月)

戦争法具体化 色濃く

陸自が富士総合火力演習

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弾薬3.9億円

 陸上自衛隊は28日、国内最大規模の実弾射撃訓練「富士総合火力演習」を東富士演習場(静岡県御殿場市)で一般公開しました。安保法制=戦争法が施行(3月29日)され、24日には稲田朋美防衛相が戦争法に基づく自衛隊新任務の訓練に全面的に着手することを表明するもとで行われた富士総合火力演習。演習には弾薬約36トン、3億9000万円相当の税金がつぎ込まれました。

 稲田防衛相は配布資料にあいさつを掲載。このなかで、東シナ海や南シナ海で軍事的行動を強める中国を念頭に「アジア太平洋地域を含め、グローバルなパワーバランスの変化が起きている」と強調し、戦争法によって「抑止力が向上し、切れ目のない対応を行うことが可能となった」と述べました。

 総合火力演習の柱の一つは「島しょ部に対する攻撃への対応」。戦争法を具体化する「島しょ奪回」訓練などが展開されました。演習を解説する大型スクリーンには、今後、陸自が導入するオスプレイの姿も映し出されました。装備品展示では、今回初めて機動戦闘車と輸送防護車も展示されました。

 演習には隊員約2400人が参加。戦車・装甲車は約80両、各種火砲約60門、航空機約20機、その他車両約700両が用いられました。


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