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2016年8月26日(金)

抗議の中 フェンス設置 沖縄・高江

政府 「N1裏テント」後方封鎖

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(写真)「N1裏テント」の後方100bに、里道を封鎖するため防衛局が設置したフェンス=25日、沖縄県東村と国頭村にまたがる里道

 沖縄県東村と国頭村にまたがる米海兵隊北部訓練場にオスプレイが使う米軍ヘリパッド(着陸帯)建設を強行する政府・沖縄防衛局は25日、建設資材の搬入口になっている県道沿いのN1ゲート(表)と、農地の一角にある通称「N1裏」を結ぶ里道にフェンスの設置を強行、テントの後ろを封鎖しました。

 午前7時ごろ、防衛局職員約20人と十数人の機動隊員が突然、住民が座り込みの監視行動を続けているN1裏テントに集結。監視が手薄な時を見計らったように、テントを閉鎖しようとフェンスの設置を通告しました。

 高江住民らとの懇談のために、具志堅徹前県議とN1裏を訪れていた日本共産党の梅村さえこ、島津幸広、畑野君枝の各衆院議員は、防衛局職員に「住民は納得していない」と、繰り返し退去を要求。別の場所で着陸帯建設反対の抗議行動にあたっていた人たちがN1裏に続々と駆け付け、防衛局側と対峙(たいじ)する中、午前8時半ごろにテントからN1表に向かって約100メートルの里道に、別の防衛局職員や機動隊員100人近くが大挙して押しかけ、高さ3メートルを超えるフェンスの設置を始めました。

 抗議参加者が「何の根拠があって設置するのか」「自然を壊すな」と怒りの声を上げ、騒然となる中で作業は続き、正午すぎには設置が完了。

 N1裏は、防衛局側にとって表ゲートから里道を工事用道路として整備することで、着陸帯建設のための工事車両の通行がスムーズになることから、テントを強制撤去するのではないかと市民らは警戒を続けてきました。

 抗議参加者らは当面、座り込みに最大限の結集を呼びかけ、工事を止めようと決意を固め合っています。


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