2016年8月26日(金)
「高江は過剰警備」
沖縄 翁長知事が政府批判
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沖縄県の翁長雄志知事は25日の定例会見で、米軍北部訓練場(東村、国頭村)のヘリパッド(オスプレイが主に使う着陸帯)建設をめぐり、政府が建設現場の高江に機動隊を大規模に投入していることについて「500人とも800人ともいわれるような形で動員をして、過剰な警備であることは間違いない」と批判しました。
また、参議院選挙が終わった数時間後に資機材を運びこんだことにも触れ、基地問題の解決には信頼関係が必要だが、それが失われていると述べました。
抗議行動を行う市民にたいする暴力的な排除とともに、森林管理者との協議もしないで防衛局が樹木の伐採をしたことや赤土流出が問題になっています。
対応を問われた知事は、「森林の伐採とか赤土の問題等は、法律・条例の問題にもかかわってくると思う。法治国家ということでありますから、それについてはしっかりと対応してもらいたい」と答えました。
県公立学校教員候補者選考試験の問題内容が特定の市販の問題集と酷似していた件では、「受験生の動揺も考えると改めることが必要」との認識を示しました。