2016年8月25日(木)
ヘリパッド反対続く沖縄・高江
男性を不当逮捕
緊急に抗議集会
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垂直離着陸機オスプレイが使う米軍ヘリパッド(着陸帯)建設工事反対の抗議が続く沖縄県東村高江で24日午前7時ごろ、工事用車両への抗議に参加していた男性が名護警察署に公務執行妨害の容疑で逮捕されました。機動隊員の腹部を蹴った疑いですが、目撃情報によると男性は逮捕現場で「蹴っていない」と主張し、不当逮捕を訴えていたといいます。
この日は午前10時すぎにも、工事車両が物資搬入などのために出入りする高江のN1ゲート前で、デモ行進していた70代女性が機動隊員に横から道路脇へと押し込められ、道路に押し倒される形で後頭部を強打。出血し、救急車で搬送される事態が起こりました。
相次ぐ警察の弾圧行為にゲート前の集会でマイクを握った沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんは、工事強行のために県外から約500人の機動隊員が派遣されている問題で公文書開示請求を行ったのに対し、沖縄県公安委員会が派遣を要請した期間などについて、「犯罪を敢行しようとする勢力等がこれに応じた措置をとるなどにより警備実施等に支障を及ぼす恐れがある」との理由で、一部不開示の文書を通知してきたことを紹介。「着陸帯建設に抗議する県民を『犯罪を敢行しようとする勢力』などと決めつけ、絶対に許されない」と憤りをぶつけました。
午後には名護署前で「不当逮捕、弾圧は許さない」「仲間を返せ」と緊急の抗議集会が開かれ、約80人が駆け付けました。