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2016年8月25日(木)

自衛隊体制強化に217億円

安倍政権が2次補正予算案

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 安倍晋三政権は24日の臨時閣議で、自衛隊の体制強化を盛り込んだ2016年度第2次補正予算案を決定しました。9月にも召集される臨時国会に提出し、早期成立をめざす構えです。

 第2次補正予算案は先に取りまとめた経済対策の第1弾で、規模は一般会計ベースで4兆1143億円。東日本大震災復興特別会計などの補正を含めた財政支出総額は4兆5221億円となります。

 財源として、公共事業などに使途を限った建設国債を2兆7500億円発行。財政支出には、リニア中央新幹線と整備新幹線などの整備加速(3212億円)や、大企業の海外進出を後押しするインフラ整備支援(3624億円)などを盛り込みました。借金頼みで大型事業へのばらまきを強めるものです。

 自衛隊の体制強化(217億円)や海上保安体制の構築(674億円)、テロ対策の強化(56億円)にも予算を投入するとしました。

 「1億総活躍社会の実現」を掲げ、保育の受け皿整備(545億円)や保育・介護の人材確保(149億円)、低所得者向け給付(3673億円)を盛り込みました。しかし並行して保育・介護・医療・年金制度の改悪を進め、国民の不安や生活苦を増幅させています。


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