2016年8月17日(水)
政治担うのは一人ひとり
シールズが解散会見
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終戦記念日(8月15日)に解散を発表したSEALDs(シールズ=自由と民主主義のための学生緊急行動)は16日、衆院第2議員会館で記者会見を行いました。27人のメンバーがマイクを握り、「人任せにしないで考えることを学んだ」「政治に関わらないといけないことを知った」と語りました。今後、一人ひとりが個人として政治に関わっていく思いをのべました。
牛田悦正(よしまさ)さんは、「市民の政治参加を当たり前にすることは、いま始まったばかり。シールズが終わっても、それを担っていくのは、僕らもそうだけど、あなたたち一人ひとりであり、みんなが始めるべきです」
奥田愛基(あき)さんは「安倍政権にノーだからやっていただけではない。自分がどう生きたいかを考えた」と発言。コールで「民主主義ってなんだ? これだ!」が注目されたことにふれ、「この社会は一体どうなっているんだと問いかけながら、答え続けてきた」と語りました。「このままでいいのかという問いは残り続ける。その問いに逃げずに何ができるのか、できると思ったことはやってきたつもりだ」と強調しました。
「この国の状況が、1年や2年ですぐに良くなるとは思っていない」と語った、寺田ともかさん。「私たちが伝えたかったのは、誰かに期待するのではなく個人が行動するということ。とても長いたたかいになると思う。私にできることを個人として続けていく」とのべました。
諏訪原健(たけし)さんは「何をするのかは、自分たち自身だと痛感する。それをいろんな人たちに伝えていきたい」と語りました。記者から「限界を感じたか」と問われ、「課題はあるけれども限界ではない。これから希望がある部分として課題が出てきた。政治や選挙の関わり方はまだまだ変えることができる」とのべました。
シールズ東北、シールズ東海、シールズ関西も解散を発表。シールズ琉球は活動を継続します。