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2016年8月16日(火)

韓国民団「光復節」記念式典での小池書記局長あいさつ

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 15日の韓国民団「光復節」記念式典での小池晃書記局長のあいさつは、以下の通りです。


 こんにちは、日本共産党の小池晃です。今日は、日本帝国主義による植民地支配からの解放を記念する韓国の大事な式典への招待、ありがとうございます。日本共産党を代表して心からお祝い申し上げるとともに、この日にあたり、日本の侵略戦争で犠牲となった2000万を超すアジアの人々を追悼し、過ちを二度と繰り返させない決意を新たにするものです。また今年は民団の創設70周年とうかがいました。在日韓国人の権利の擁護と向上、日韓両国の友好のために長年心血を注いでこられた皆さんの活動に、心からの敬意を表するとともに、さらなる発展を願っています。おめでとうございます。(以上韓国語)

 ヘイトスピーチ対策法が国会で成立しました。人間としての尊厳を深く傷つける差別扇動行為を一刻も早くなくしてほしいという、在日の方々をはじめとした市民の強い声と運動で実現しました。国会での超党派の取り組みによる、画期的な成果です。川崎市では、6月に計画されていたヘイトデモが、新たな法律を踏まえた市の対応と市民の抗議により、中止に追い込まれました。新しい法律を力にしながら、ヘイトスピーチの根絶と共生社会の実現に向け、さらに前進していきましょう。

 日本軍「慰安婦」の問題については、昨年末に両国政府の合意が結ばれ、その後さまざまな取り組みがおこなわれてきました。言葉に尽くせない被害を受けた元「慰安婦」の方々一人一人の思いをくみ取りながら、人間としての名誉と尊厳が回復され、問題の根本的な解決が図られるよう、両国政府の努力を求めたいと思います。

 領土をめぐる問題については、日韓とも緊張を高めるような行動は自制し、あくまでも歴史的事実と国際法上の道理にもとづき、冷静な話し合いで解決をはかるべきだと思います。

 こうした課題に取り組み、これからの両国民の本当に心の通った友好を発展させるうえで何が必要でしょうか。私は、日本側としては、過去の歴史に正面から向き合い、過ちを真摯(しんし)に反省し、未来への教訓としていく―この姿勢をしっかりと土台に据え、堅持し続けることが、何よりも大事だと考えます。そしてその国際公約ともいえる日本の憲法を守り、いかしていくことが、今こそ求められていると思います。

 日本共産党の先輩たちは、戦前、朝鮮における独立のたたかいと連帯し、過酷な弾圧をうけながらも、日本軍国主義による侵略戦争と植民地支配に反対を貫きました。私たちはそうした党として、日韓の友好と北東アジアの平和のため、皆さんとの交流・協力を大事にしながら、引き続き頑張りたいと思います。カムサハムニダ(ありがとうございます)。


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