2016年8月14日(日)
政府に怒り 抗議続く
沖縄・高江 19日に大規模行動呼びかけ
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米軍北部訓練場(沖縄県東村、国頭村)のヘリパッド=オスプレイパッド(着陸帯)建設反対行動は、13日も続けられ、砂利搬入車両への抗議や強制撤去が狙われている「N1裏」テントの座り込みが取り組まれました。
県民らは「やんばるの森、県民の水がめを奪うな」と書かれた大きな横断幕を掲げるなどして、工事中止を訴えました。
機動隊の車両に守られて移動する砂利を積んだダンプカーを見た、詩人のアーサー・ビナードさんは「世界で一番貴重な砂利」と皮肉交じりに表現。「飛翔(ひしょう)するガラクタであるオスプレイ、世界一高価な砂利を止め、ここに根付いている貴重な生き物を守りたい」と話しました。
石垣市から来た女性(62)は「民意を踏みつぶす政府の沖縄いじめに憤りを感じる」と言い、6日間泊まり込んだ愛媛県の男性(28)は「ここに来て、豊かな自然のエネルギーを感じた。壊されることは考えられない」と語りました。
旧盆前後の14日から18日まで、沖縄防衛局が作業を一時停止する方針であることが明らかになりました。ただ、停止中の遅れを取り戻そうと19日から作業が本格化する見込みであることから、19日午前6時に同訓練場メインゲート前での大規模な抗議行動が呼びかけられました。
11日に公務執行妨害として逮捕された男性は12日夜、名護署から釈放されました。