2016年8月13日(土)
農道に銃持つ米兵
沖縄・高江 座り込み近く「住民に恐怖」
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沖縄県東村高江で12日正午すぎ、米兵5人が銃を持ちながら農道を歩く様子が確認されました。
米兵が歩いていたのは、揚水発電所から新川ダム方面へ向かう農道。近くにはオスプレイパッド(着陸帯)建設に反対する「N1裏」座り込みテントがあります。米兵は銃を構えながらしばらく歩いた後、米軍北部訓練場(東村、国頭村)内へ入っていきました。
日本共産党の伊佐真次村議は「米兵が銃をぶら下げて集落内を歩いていること自体が地域住民に恐怖を与える。夏休み期間で、高江の清流を求めて村外の方も多く訪れているし、農道は日常的に農家が使用しており非常に危険だ。オスプレイパッドの建設が進められているが、これが完成すれば地上の訓練も激しくなるだろう。住民の安全を第一に考えれば、オスプレイパッド建設を中止して、北部訓練場の全面返還しかない」と話しました。
同日、ヘリパッド建設反対の抗議行動と座り込みが続けられ、県民らは砂利搬入車両に「工事をやめろ」と訴えました。
10日夜から泊まり込んでいる岐阜県関市の女性(50)は「選挙で民意が示されているのに沖縄では何でもありなのか。美しい自然を壊して戦争のためのヘリパッドや基地を造る必要はない」と話しました。
また、前日に公務執行妨害として、男性が不当に逮捕されたことに対する抗議行動が名護署前で行われ、約150人の県民らが「市民弾圧を許さないぞ」と抗議しました。