2016年8月10日(水)
県道周辺また封鎖
沖縄・高江 抗議者ら警戒強める
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米軍北部訓練場(沖縄県東村、国頭村)の新たなオスプレイパッド(着陸帯)建設に反対する市民が9日、砂利搬入のため県道を北上する工事車両に向けた抗議行動に取り組んだのに対し、警察は県道周辺で封鎖や交通規制を敷きました。
午前8時前から、抗議参加者の乗った車が搬入車列の間に入って低速で運転するなど搬入を遅らせる行動を開始。
警察は、東村側2カ所と国頭村側1カ所で搬入車以外の通行をストップさせ、抗議者や車を排除した上でN1ゲートから搬入を強行しました。
座り込みテント撤去の恐れがある「N1裏」では、100人以上が泊まり込んで警戒態勢を続けています。
この日、大学生14人が砂利搬入の終わったN1ゲート前を訪れ、「ヘリパッドいらない住民の会」の儀保昇さん(61)が現状を説明しました。
使えない訓練場を返す代わりに基地機能の強化を要求する着陸帯建設の不当性や、民意と法を無視して工事が強行されていることに、獨協大学の学生(22)は「私たちも受け身じゃいけないと思いました。でも、全国メディアが沖縄で何が起きているのか、もっと発信してほしい」と話していました。
玉城武光(共産党)、瀬長美佐雄(共産党)、親川敬(無所属)の3県議がN1裏での座り込みに駆けつけました。