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2016年8月10日(水)

盗撮の真相明らかにせよ

共産党 大分県警に抗議・申し入れ

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 7月の参院選で、野党統一候補や社民党の支援拠点が置かれた大分県別府市の建物敷地に県警別府署員が無断でビデオカメラを設置し、建物に出入りする人たちを隠し撮りしていた問題で、日本共産党大分県委員会は9日、抗議と真相の解明を松坂規生県警本部長あてに申し入れました。

 申し入れは県警側の要請により非公開とされ、林田澄孝県委員長と堤栄三県議が記者会見しました。

 林田氏は、別府署の行動は憲法の保障する政治活動の自由、思想信条の自由など基本的人権をじゅうりんする重大な違法捜査であり、「不適切な行為だった」として済まされる問題ではないと抗議。「県警に対して事件の経緯、目的を県民と県議会に明らかにするよう求めた。県警側は、盗撮について『県警本部は指示していない』『別府署長を含め、刑事事件、内部処分の対象となり得るのかなども調査中だ』『結果が出ればすみやかに議会に報告し県民に説明する』などと答えた」と述べました。

 林田氏は「戦争法強行以降、国民を監視し、言論活動を抑圧する流れが強まっていることと無関係ではない。隠し撮りも何らかの目的があっての情報収集としか考えられない」と指摘。堤県議は「9月議会で追及していく」と語りました。

 同事件をめぐっては民進党が県連内に事件解明チームを設置、社民党県連も議会で追及する構えです。


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