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2016年8月10日(水)

羽田増便 住民ら撤回求める

穀田・山添議員 国交省に要請

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 国土交通省が羽田空港(東京都大田区)の飛行機の離着陸コースを、従来の東京湾上を飛ぶ経路から、都心部上空を縦断する経路に変更しようとしている問題で、日本共産党の穀田恵二衆院議員と山添拓参院議員は9日、国交省から聞き取りを行いました。白石たみお、米倉春奈両都議、関係区議、都心部上空の飛行に反対する住民運動団体の代表らも参加しました。

 国交省は2020年東京オリンピックへの対応や「首都圏の国際競争力の強化」を理由に、同空港の離着陸コースを変更し、1時間あたりの発着回数を現行の80回から90回に拡大する計画を打ち出しました。沿線住民は「飛行機が都心部で高度300〜200メートルを飛び、騒音が拡大する」「氷など落下物による事故の危険性が高い」と反対しています。

 聞き取りで国交省航空局の担当者は、7月末に発表した飛行機の進入経路や「安全対策」の一部「見直し」内容を説明。計画と予算措置について「自治体の理解をいただいたと認識している」と述べました。

 山添氏は「計画は住民にとっては『寝耳に水』の話だ。7月末に国交省が行った自治体との『協議会』には関係区も出席しておらず、飛行ルートも了承していない」と指摘。各区の住民らも「騒音問題から空港を沖合に展開した経過を無視したものだ」「新しいルートについて説明を受けていない。一から説明すべきだ」などと訴えました。

 国交省側は「情報提供は終わりではない。分かりにくいという指摘があれば分かりやすくする」としつつ、「自治体の理解をいただいた」との説明を繰り返しました。

 山添氏は「住民の合意がない計画は強行すべきでない」と迫りました。


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