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2016年8月9日(火)

高江の痛みは私たちの痛み

強制排除許さぬ 300人座り込み

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(写真)8日朝もテントを守り抜いたことで、「明日があるさ」の曲に合わせて体を揺らし、喜びを分かち合う参加者と玉城氏(前列左から2人目)、赤嶺氏(2列目左から2人目)=8日、沖縄県東村高江

 米軍ヘリパッド(着陸帯)の建設ストップで沖縄県東村高江の住民生活と自然を守ろうと、8日も午前5時前後から100人以上が大雨の中を現場の「N1裏」テントに駆け付け、前夜から車中泊などで沖縄防衛局の狙う座り込みの強制排除に備えた人たちと合わせて約300人が結集しました。

 N1裏の座り込みが本格化して以降、県外からの参加者が半数近くに上っています。午前6時からの集会ではシールズや「安保関連法に反対するママの会」の関係者、5〜7日に沖縄で開かれた歴史教育者協議会の全国大会参加者らが次々とマイクを握りました。

 「シールズ東海」で活動していた岡歩美さん(25)は「あきらめず何度も立ち上がり続ける沖縄の運動が、全国に住む私たちに希望を与えてくれた。参院選と都知事選で野党共闘が実現したのは『オール沖縄』の頑張りがあったからです。絶対にヘリパッドを止めたい」と力を込めました。

 東京都武蔵野市で、市議会に辺野古新基地建設への反対を求めた意見書を可決させる運動などに取り組んできた「辺野古アクションむさしの」の内山智子さん(54)は「武蔵野から来たのは7人ですが、私の気持ちも一緒に連れて行ってという人がたくさんいます。高江の痛みは私たちの痛み。必ず勝つまで頑張ります」と語りました。

 那覇市の青年(21)は「こんなに多くの県外の人が沖縄の問題ではなく、日本全体の問題として受け止めてくれている。すごく頼もしいと思います」と話していました。

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員のほか、玉城デニー(生活)、山本太郎(同)、福島瑞穂(社民)の各衆参国会議員が駆け付けました。


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