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2016年8月7日(日)

原水爆禁止世界大会 被爆国の役割果たす

ヒロシマデー集会で発信

圧倒的世論で核兵器なくそう

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 人類が初めて原爆の惨禍に見舞われてから71年の広島は6日、市主催の平和記念式典をはじめ市内の各地で原爆が投下された8時15分に犠牲者を悼んで黙とうしました。式典で松井一実市長は「核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けて力を尽くすことを誓う」と「平和宣言」をおこない、安倍晋三首相はあいさつで「広島・長崎の悲惨な経験を二度と繰り返させてはならない」などとのべました。原水爆禁止2016年世界大会・広島はヒロシマデー集会(閉会総会)を開催。キム・ウォンス国連軍縮問題担当上級代表やメキシコ政府代表があいさつし、内外の参加者が、「生きているうちに何としても核兵器のない世界を」という被爆者の願いにこたえ、「ヒバクシャ国際署名」に大きく取り組んでいく決意を固め合いました。8日から長崎市で世界大会・長崎が開催されます。


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(写真)ヒバクシャ国際署名の運動をすすめる決意が語られた原水爆禁止世界大会―広島閉会総会=6日、広島市中区

 県立総合体育館・グリーンアリーナで開かれたヒロシマデー集会では、参加した5500人(主催者発表)が満場の拍手で「広島からのよびかけ」(決議)を採択しました。

 決議は「国連作業部会が国連総会に対して、核兵器を禁止し、廃絶する条約の交渉開始をふくむ具体的な勧告を行うようもとめます」「圧倒的な世論と運動の力で、『核抑止力』にしがみつく国々を包囲し、孤立させましょう」と呼びかけています。

 「日本の草の根の決意」として北海道、福島、東京、京都の参加者が横断幕や「ヒバクシャ国際署名 私たちが集めます」のカードを掲げて登壇。国連軍縮問題担当上級代表のキム・ウォンスさんが「核兵器が二度と使用されないことの絶対的保障は、核兵器を全面的に廃絶することです。この目標を達成するため、みなさん全員の力に期待しています」と激励しました。

 全国地域婦人団体連絡協議会の柿沼トミ子会長と大阪府高石市の阪口伸六市長があいさつしました。

 この日までに参加した19カ国54人の海外代表がヒバクシャ国際署名にサインしました。


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