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2016年8月4日(木)

峠三吉『原爆詩集』につながる日記

広島市へ共産党から寄託

核兵器廃絶への願い込め

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(写真)峠三吉の日記を受け取る広島市の(左から)末定勝実、菊楽忍の両氏と寄託する岡宏輔氏(右端)。日記は下の2冊=3日、党本部

 「ちちをかえせ ははをかえせ」で始まる「にんげんをかえせ」の詩などからなる『原爆詩集』で知られる詩人で、日本共産党員だった峠三吉(1917〜53年)の日記が3日、所蔵する日本共産党中央委員会から広島市に寄託されました。

 広島市被爆体験継承担当課長の末定勝実、広島平和記念資料館学芸課の菊楽忍の両氏が、東京都渋谷区の党本部を訪れ、党史資料室の岡宏輔室長から受け取りました。

 寄託した資料は、「峠三吉の被爆日記」(1945年日記帳)と、「峠三吉随意日記」の2点。それぞれ1945年に書かれ、『原爆詩集』のもとになりました。

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(写真)峠三吉の「被爆日記」(1945年日記帳)と「随意日記」

 同市と市民団体「広島文学資料保全の会」では、この2点を含め原爆文学作品のもとになった資料を、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産への登録を目指しています。登録の促進とともに、核兵器のない世界を実現するために活用しようと、広島平和記念資料館(広島市中区)で管理することになったものです。

 あいさつした末定課長は、「しっかり被爆の実相を伝え、広島市が目指す核兵器廃絶につなげていきたい」。

 岡室長は、「原爆文学資料を世界記憶遺産にという取り組みや、核兵器のない世界の実現に向け役立つと思い、喜んで寄託させていただきます」と応じました。

 寄託された資料は、峠の遺族から2002年、共産党に寄贈されたものです。


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