2016年8月4日(木)
「暴走継続内閣」と批判
第3次安倍再改造内閣 小池書記局長が会見
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日本共産党の小池晃書記局長は3日、国会内で会見し、第3次安倍再改造内閣について、財務、総務、外務、厚生労働、官房長官など重要閣僚を留任させたことにふれて、「基本路線をそのままそっくり引き継ぐ、暴走継続内閣だ」と述べました。
小池氏は、安倍晋三首相が稲田朋美氏を防衛相に起用したことについて「憲法9条を変えて国防軍にすることを明確に主張している人物だ。こういう方を防衛相においたところに安倍政権の非常に危険な性格が表れている」と指摘。稲田氏が行政改革担当相の時にも終戦記念日に靖国神社を参拝してきたことに関し、「私たちは、首相、閣僚による靖国参拝はするべきではないと重ねて申し上げてきた。防衛大臣としても参拝を繰り返すことなど、絶対に許されない」と強調しました。
記者から「具体的にはどのようなことを暴走と思っているのか」と問われた小池氏は、安倍政権が2日に決定した28兆円もの経済対策について「事実上、アベノミクスの破たんを認めるような経済対策だ。目を覆うばかりのバラマキ路線を突き進もうとしている」と指摘。社会保障の大改悪や「残業代ゼロ」法案、TPP(環太平洋連携協定)推進を狙っていることもあげて、「今まで以上に国民生活を犠牲にするようなことを進めるものだ」と批判しました。
さらに、安倍首相が、参院選で争点隠しに終始した改憲について、選挙後には「わが党の案をベースにしながら、(改憲勢力で)3分の2を構築していく。これは政治の技術と言ってもいい」などと言って突き進もうとしていることを批判。「あらゆる分野で暴走をさらに加速させるという布陣だ。正面から、対決していきたい」と表明しました。