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2016年8月4日(木)

国際署名 幅広く運動

原水爆禁止世界大会・国際会議 各国が交流

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(写真)質疑応答が行われた国際会議第3セッション=3日、広島市

 被爆地・広島市で始まった原水爆禁止2016年世界大会・国際会議は2日目の3日、「核兵器のない世界への共同、核抑止力論の克服」などをテーマにした第3セッションと三つの分科会を開き、ヒバクシャ国際署名運動などを交流しました。

 第3セッションでは、米国の平和団体ピースアクションのポール・カウィカ・マーティンさんが、核兵器廃絶の重要性について草の根から政治に働き掛けていると報告。韓国の「参与連帯」のパク・ジョンウンさんは、北朝鮮の核実験などを批判し、「朝鮮半島と北東アジアの平和のために行動を広げる」とのべました。国際平和ビューロー(IPB)のジョルディ・カルボ・ルファンヘス氏(スペイン)は、核兵器や軍事優先の安全保障という考え方を厳しく批判。沖縄の瀬長美佐雄県議会議員が米軍新基地建設に反対するオール沖縄のたたかいについて報告しました。

 分科会の討論でもヒバクシャ国際署名がこれまでの枠を超えて幅広く受け入れられていることが各地域・団体から報告され、参加者に確信を与えました。

 オランダで署名をしたがらない国民性を乗り越えて国内で運動を広げた経験などにも触発され、世界数億の国際署名を目指す課題などで海外と日本の活動家が経験を交流。秋の国連総会で行われる核兵器禁止条約の交渉開始をめぐる本格的議論に向けて、運動の重要性が語られました。


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