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2016年8月3日(水)

命育む高江の森 守る

沖縄 座り込み100人超に

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(写真)機動隊が警備する中、スクラムを組んで座り込みの歌を合唱し、団結を確認する抗議行動の参加者ら=2日、沖縄県東村高江

 沖縄県東村高江への米軍ヘリパッド(着陸帯)建設をストップさせ、世界に誇る自然環境や住民の暮らしを守ろうと、2日も県内外から集まった100人以上が、座り込み現場の米海兵隊北部訓練場N1ゲート前に駆け付けました。

 この日は早朝から、同訓練場のメインゲートとN1ゲートを結ぶ約5キロの区間に数百人の機動隊員が、県道70号線の両側にくまなく並び立ち警備を行う中で、少なくとも大型ダンプ14台が砂利を搬入しました。

 自然保護活動家の伊波義安さん(74)=うるま市=は、亜熱帯林でありながら沖縄本島北部の気候条件によって固有の絶滅危惧種を含む多くの希少な命を育む、高江の森の生態系の豊かさを力説し、「亜熱帯林の中でも世界にここだけしかない森」と強調。「座り込みの始まった9年前は多くて40人ぐらいだったのが、今では150人を超えるようになった。もっと結集を広げ、必ず止めよう」と訴えました。

 東村に隣接する大宜味(おおぎみ)村の島袋義久前村長は「大宜味は国有地がなかったから、基地に取られず自分たちで土地を使うことができた。これ以上、私たちの貴重な水がめを汚し、人殺しに使う訓練の拡大を許してはならない。自分たちの土地は自分たちで使えるようにしよう」とのべ、北部訓練場を撤去させる必要性を強く訴えました。


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