2016年7月31日(日)
私立幼稚園
子ども子育て新制度移行はわずか3割
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子ども子育て支援新制度に移行した私立幼稚園の数は今年4月1日現在で2387施設にとどまり、新制度導入前と比べ、移行はわずか3割にとどまっていることを、30日までに内閣府が明らかにしました。新制度では幼稚園の認定こども園化で待機児童解消を図る考えでしたが、進んでいません。
新制度では、幼稚園や保育所、認定こども園などへの補助金が一元化されましたが、幼稚園については従来の私学助成が残され、2015年4月1日の新制度導入時の移行は2割にすぎず、今年4月1日までに新たに移行したのも503施設で、3割にとどまっています。
4月1日までに幼稚園と保育所が一体化した認定こども園の数は、1165増の4001施設でした。
新制度で待機児童の受け皿となっている地域型保育については、979増の3719施設となりました。
保育ママによる家庭的保育が27増の958施設、定員19人までの小規模保育が774増の2429施設、居宅訪問型が5増の9施設、事業所内保育が173増の323施設でした。
大きく増えた小規模保育は、A型(保育者はすべて有資格者)が749増でした。
しかし、小規模保育(2429施設)の約42%(1015施設)が株式会社立となっており、市場任せの待機児童対策となっています。