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2016年7月30日(土)

米民主党全国大会 クリントン氏 指名受諾演説

賃上げと雇用創出が第一

2016米大統領選

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 【フィラデルフィア(米ペンシルベニア州)=洞口昇幸】11月の米大統領選で与党・民主党の候補に指名されたヒラリー・クリントン前国務長官は、当地での同党全国大会最終日の28日、指名受諾演説を行いました。すべての人々のための経済づくりを掲げ、「前進は可能だ」と強調。党内の団結を訴えました。


党内団結訴え

 クリントン氏は「私の大統領としての第1の任務は賃金を引き上げ、いっそうの機会と良質な雇用を創出することだ」と表明。「経済が富裕層上位だけでなく、すべての人々にとって機能する国をつくる」として、最低賃金の引き上げや中間層の大学授業料の無償化、企業献金の規制強化などに、ともに取り組むよう呼び掛けました。

 環太平洋連携協定(TPP)には言及しませんでした。過激組織ISの掃討については、オバマ政権と同様にイラクやシリアでの空爆と、ISとたたかう勢力への軍事支援を続けると述べました。

 予備選・党員集会で激しく競ったバーニー・サンダース上院議員に、「あなたの運動は何百万人の米国民、特に若者を触発した」と感謝を表明。「米国はあなたの考えと活力と情熱を必要とする。それが前進的な民主党政策綱領を真の変革にする唯一の方法だ」と強調しました。

 対決することになる共和党のドナルド・トランプ候補については、「彼はわれわれが未来を恐れ、互いを恐れることを望んでいる」と述べ、分断と不安をあおる同氏の言動を批判しました。


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