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2016年7月30日(土)

小池氏 「女性」売りも親の願いと大差

“発達障害は親のせい”の「親学」勉強会に参加

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 東京都知事選(31日投票)で“初の女性都知事に”と売り込む小池百合子氏ですが、自身の公式サイトで、家庭教育支援議員連盟(通称=「親学」推進議連)の勉強会に参加していたこと(現在は削除)を明らかにしており、その子育て観を危ぶむ声が広がっています。

 「親学」とは、今回の都知事選で小池候補を支持し、日本の過去の侵略戦争を美化する改憲勢力の「新しい歴史教科書をつくる会」の元副会長の高橋史朗明星大学教授が提唱してきたもので、親の育て方と子どもの発達障害を結びつける特異な議論を展開。同議連は2012年4月に安倍晋三会長(現首相)、下村博文事務局長(元文科相)という体制で発足し、「親学」にもとづいた子育て観を推進するための法律をつくろうと活動。同年5月には、大阪維新の会がこの考えを「家庭教育支援条例案」に盛り込み、大阪市議会に提案しようとして、「発達障害は親のせいだというのか」との批判が上がり、撤回せざるをえなくなりました。

 他にも、小池氏は、保育所への子どもの詰め込みによる待機児「解消策」を示して、批判を浴びています。“女性”を売りにしていても、その主張が多くの親の願いと合致しているとは限りません。


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