2016年7月30日(土)
ヘリパッド阻もう
沖縄防衛局前で総がかり行動
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沖縄県東村高江の米軍ヘリパッド(着陸帯)建設の即時中止を求める「『高江の森を守れ!』総がかり行動」(主催=わんから市民の会)が29日、嘉手納町の沖縄防衛局前で開かれました。
100人以上の県民らが集まり、「工事を止めて」などと書かれたプラカードを掲げ、「ヘリパッド建設やめろ」「高江の暮らしをみんなで守ろう」などとコールしました。
わんから市民の会共同代表の長堂登志子さん(65)ら代表者が防衛局内に入り、工事を直ちに中止することを求める要請文を児玉達哉報道室長に手渡しました。
沖縄本島北部の“やんばるの森”で昆虫などの生態研究をしている「アキノ隊員」こと宮城秋乃さん(37)は、ヘリパッド建設地につながる通称「N1裏」の林道は、沖縄県固有種で準絶滅危惧種に指定されているチョウの一種、リュウキュウウラナミジャノメの多産地だと指摘。防衛局が工事車両を通すためにこの林道を切り開くことは生息地を直接破壊し、絶滅を促進することになると批判しました。
宮城さんは、要請後、集まった県民らに「そこに命が生きていることだけでヘリパッド建設中止の理由になる。これ以上、沖縄の命を奪わせないよう、少しでも早くヘリパッド建設を止めていきましょう」と呼びかけました。