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2016年7月30日(土)

年金資金に大穴あけた安倍政権の責任は重大

小池書記局長が会見

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 日本共産党の小池晃書記局長は29日、国会内で記者会見し、同日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が2015年度の運用損益について5兆3098億円にのぼる赤字を出したと発表したことを受け、「国民の大事な老後の財産である年金資金に大きな穴をあけた安倍政権の責任は極めて重大だ」と厳しく批判しました。

 安倍政権は株高を演出するため、GPIFの運用の基本となる「資産構成(ポートフォリオ)」を変更し、株式比率を24%から50%に倍増して株式運用を拡大しました。

 小池氏は「ポートフォリオを変更したことによって損失が広がったのは明らかだ。従来どおりであれば、これほどの損失は出なかった」と指摘しました。

 小池氏は、今年度に入って株価下落分の損失が5兆円を超えるとする民間シンクタンクの試算も示し、14年度のポートフォリオ変更後の累積損益はマイナスに転じている可能性が高いと強調しました。

 小池氏は、安倍政権が株の運用比率を高めたのは、「年金をどうするのかということでやった改革でなく、株価を買い支えるためだ」と指摘。「安倍政権は、アベノミクスの株価対策のために国民の大事な年金資金を流用し、株価暴落で大きな穴をあけた。国会のあらゆる場を通じて責任を徹底的に追及していく。この問題をどう解決するのか、政府は今後の方針を示すべきだ」と批判しました。


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