2016年7月29日(金)
原発ゼロを唯一訴え
世田谷、目黒 鳥越候補が街頭演説
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大激戦となっている東京都知事選(31日投票)で、野党統一候補の鳥越俊太郎氏は28日、世田谷区と目黒区で街頭演説に立ち、「残りの選挙戦をともにたたかい、都政を取り戻そう」と訴えました。
世田谷区の三軒茶屋駅前では、「こんなに集まったのは初めて」との声も上がるほど多くの聴衆を前に演説。鳥越氏は、公約である「待機児ゼロ、待機高齢者ゼロ、原発ゼロ」の「三つのゼロ」を実現すると訴えました。
鳥越氏は「日本は核武装の選択肢も十分にありうる」と主張した小池百合子候補、東京電力の社外取締役を務めていた増田寛也候補に言及。「非核都市宣言、原発ゼロを訴える候補者は私だけです」と述べ、最終盤のさらなる支援を呼びかけました。
保坂展人区長が応援演説し「鳥越氏に東京のリーダーとなっていただき、待機児童の解消へともに力を合わせたい」と話しました。
作家の澤地久枝氏が瀬戸内寂聴さんの応援メッセージを紹介して鳥越氏を激励。日本共産党、民進党、社民党、生活者ネットの国会議員、都議、地方議員が応援演説しました。
演説を聞いていた女性(75)=世田谷区=は「東京は3代ひどい知事が続いた。鳥越さんで都政を変えたい。宣伝など、あらゆることを最後まで頑張ります」と話していました。