2016年7月29日(金)
小池百合子氏が投稿 「憲法記念日を祝日から外す」
11年8月にツイート
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都知事候補の小池百合子元防衛相が、自民党総務会長時代の2011年8月26日、短文投稿サイトのツイッター上で、現行憲法を「借り物」と表現していたことがわかりました。
小池氏はツイートで、サンフランシスコ条約発効日の4月28日を「祝日」とする議員立法を自民党総務会で承認したと報告しつつ、「祝日が多すぎるというなら、借り物の憲法記念日5月3日を祝日から外します」と表明しています。
小池氏の発言は現行憲法の有効性を真っ向から否定するものです。実際、小池氏は2000年11月30日の衆院憲法調査会で、参考人として出席した石原慎太郎都知事(当時)が、現行憲法を「歴史的に否定」するよう国会に求めたのに対し、「いったん現行の憲法を停止する、廃止する、その上で新しいものをつくっていく」「基本的に賛同する」と応じています。都知事選で小池氏を「うそつき」などと攻撃する石原氏ですが、ともに危険な憲法観の持ち主で共感しあう仲です。
現行憲法の有効性を否定する小池氏の姿勢は、憲法順守義務にもとづいて都民の生命と暮らしを守るべき都知事にまったくふさわしくない人物であることを示しています。