2016年7月28日(木)
核廃絶へ国際署名訴え
広島 被爆者7団体 初の共同行動
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広島県被団協など広島の被爆者7団体の代表らが27日、広島市中区の原爆ドームそばの元安橋で、核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶよう求めるヒバクシャ国際署名への協力を呼びかけました。7団体がそろって署名に取り組むのは初めて。
炎天下、署名行動の冒頭に7団体代表が並び、県被団協の坪井直理事長は「ヒロシマの地から大いに元気を出し、日本はもちろん、世界へのわれわれの意思を伝えたい」と訴え。もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長は「多くの署名を集めることが核兵器廃絶に進む大きな力になっていく。ご協力を」と呼びかけました。
被爆者や被爆2、3世など約30人が参加。平和公園を訪れた若者や家族連れ、外国人らから次々と署名が寄せられました。
家族で初めて来た熊本市の中学1年の女子生徒(13)は「原爆に焼かれた多くの人がこの川に逃げ込んだと学びましたが、今の私たちには考えられません。同じ思いをさせないよう核兵器はなくさないといけません」と話しました。
宮城県登米市から2人の子どもを連れてきた会社員の男性(41)は「戦争は二度と起こしてはいけない」と語り、家族そろって署名しました。