2016年7月27日(水)
鳥越氏押し上げへ一致団結
都知事選 小池・枝野氏が応援
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日本共産党の小池晃書記局長と民進党の枝野幸男幹事長は26日、東京都足立区のJR綾瀬駅前で、最終盤に入った東京都知事選の野党統一候補・鳥越俊太郎氏を応援する街頭演説に臨みました。宣伝カー上には、共産、民進両党の各衆院東京13区候補(斉藤まりこ、北條智彦両氏)も肩を並べて訴えたほか、宣伝に両党の足立区議らも参加するなど、一致団結して鳥越氏の押し上げに取り組みました。
枝野氏と一緒に立つのは「違和感がなくなった」と共闘の深まりにふれた小池氏は、「なんでこうなっているのか。国の政治も、東京都の政治も、あまりにもひどいからだ」と強調。自公両党が担いだ都知事が2代続けて「政治とカネ」で辞めた異常な都政を変え、二度と再び「政治とカネ」の問題を起こさずに都政を担えるのは鳥越候補しかないと訴えました。
小池氏は、自公丸抱えの増田寛也候補について、「政治とカネの問題を口にする資格すらない」と指摘。小池百合子候補については、2007年から自民党都連副会長を務めるれっきとした自民党員であり、辞めた2人の知事を応援した責任があると指弾。「“反自民”のフリをして、『自民党はちょっと…』という人の票をかき集め、都知事になったら“やっぱり自民党です”というつもりだ。絶対にだまされてはいけない」と強調しました。
小池氏は、保育園にも特養ホームにも入れず、正社員にもなれず、学費が高く大学にも行けない東京をつくったのは自民党政治であり、「これを変えるのが今度の選挙だ」と指摘。大型開発優先から、暮らしを真剣に支え、憲法を生かす都政へ転換する鳥越候補勝利のために、「知っている人すべてに、知らない人にも声をかけて、やれることを全部やろう」と呼びかけました。
枝野幹事長も、幅広い人たちが鳥越候補を応援する状況をつくったのは自民党そのものだとして「野合」批判を一蹴し、2代続けて知事が辞めた事態をつくって反省もなく出馬した小池候補を厳しく批判。有力候補で利権のしがらみのない人は鳥越氏だけだと述べ、支持を訴えました。