2016年7月26日(火)
共闘の成果 総選挙へ
革新懇が代表世話人会
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全国革新懇は25日、東京都内で代表世話人会を開き、参院選結果や東京都知事選の情勢について議論しました。日本共産党の志位和夫委員長が出席しました。
参院選結果について「自民党は、争点隠しや野党攻撃などで議席を得たが、下り坂にあることは間違いない」「野党共闘は事前の予想を覆す11議席を1人区で獲得し、新しい希望の芽が出る歴史的画期的な成果を出した」と話しあわれました。
さらに、「自公は野党共闘に恐怖と憎悪をむきだしにしたが、野党共闘は11勝し、共産党は比例代表選挙の得票も増やして改選議席を倍増させた。自民党との本格的な対決の時代に入ったといえる」「32の1人区のうち28で各党の比例代表の合計得票を上回った。共産党と組むと得票が減るのではないかという疑問の余地がない結果だ。総選挙に生かして共闘を発展させていくことが重要だ」と強調されました。
各地からも「沖縄では現職大臣に圧勝し、衆参の6議席を全部『オール沖縄』が占めた。辺野古新基地は絶対につくれないと県民は確信を深めている」「福島で現職大臣に勝ったのは、原発問題で姿勢を鮮明にしたことと、野党共闘の力だ。安倍首相は3回も応援に入ったが、原発ノーの審判が下った」と発言がありました。
国民の変化についても「青年のなかに政治は変わらないというあきらめが多い中で、政治を変えられるという手ごたえを得た第一歩だ」「愛知でも、政治に無関心だった青年や女性が共産党の選挙区候補の応援に次々と立ち、これまでにない選挙戦になった」と報告がありました。
同時に、「改憲勢力が3分の2を占めたことは重大で軽視できない。改憲を許さないたたかいがいっそう重要だ」との意見も出ました。
激戦の東京知事選について「鳥越候補は、憲法と平和を守る旗を立てる、大型開発優先から暮らしと福祉優先の都政への転換を主張している。東京を改憲と戦争の震源地にしないという大義あるたたかいとなっている」「東京では知事選で野党共闘をいま実感している。都民の願いに応える大義ある旗と野党共闘の力を徹底的に広げることが重要だ」との発言があり、勝利めざし全力あげることを話し合いました。