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2016年7月25日(月)

きょうの潮流

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 きのう東京の日本橋で恒例の「橋洗い」が行われました。毎年この時期に地元の人たちが1年の汚れを洗い落とす。夏の風物詩の一つです▼江戸の象徴として古くから親しまれてきた日本橋。しかし、その景観が奪われてから久しい。先の東京五輪の際に突貫工事でつくられた首都高によって頭上は今も覆われています。当時、用地買収などの手間を省くために日本橋川の上空を通しました▼今になって再び巨費を投じ、首都高を地下に移す計画が進んでいます。著しく変容する大都市東京。地上には高層ビルが立ち並び、地下には縦横にトンネルを張り巡らす。巨大開発を優先してきた都政は、景観だけでなく都民の暮らしをもゆがめてきました▼美濃部革新都政によって一度は都民が主人公に。それは憲法が花開く地方自治の本旨に沿う政治でした。いま市民と野党と手を携え、それを取り戻そうと立ち上がったのが鳥越俊太郎さんです▼相手は政治とカネの問題に無反省な自公に推された候補や、改憲タカ派の顔を隠して調子よくふるまう女性候補。どちらにしても旧態依然とした税金の使い道に変わりはありません▼保育や介護、住まいの現場に出かけ、悩みや願いに耳を傾ける鳥越さん。「本当に必要なところに投資してこなかったツケが回っている」。橋洗いと同じ日、新宿のホコ天に鳥越さんの声が響きました。「平和と憲法を守れるのは私だけ」。日本橋は昔から全国の道しるべ。汚れよどんだ都政を一洗することは日本も変えます。


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