2016年7月24日(日)
静かに暮らしたい
沖縄・高江 米ヘリ着陸帯 抗議続く
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沖縄県東村高江の米軍ヘリパッド(着陸帯)建設強行から一夜明けた23日、建設に反対する住民ら約80人は工事現場の米軍北部訓練場N1ゲート前に集まって座り込みを続け、抗議行動の継続を誓い合いました。
ゲート前には「高江の住民はただ普通に静かに暮らしたいだけです」と手書きした紙も掲げられています。参加者は「オスプレイが飛ばない環境で生活させて。人の命、生き物の命を大切にしてほしい」と訴えました。
ヘリパッド建設予定地のG地区とH地区へ向かう道は、フェンスが設置されて通行できなくなっています。
また、「N1裏」と呼ばれる住民らが24時間の監視をしているテント前にはフェンスが設置され、テントと止めてある車両の撤去を8月5日までに求める文書が貼り付けられています。
沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんは「N1裏からヘリパッド建設地までの1キロのうち、700メートルは返還されて米軍提供施設ではなくなっていたが、ヘリパッドができれば、米軍車両が行き交う道路になってしまう。テントは絶対に死守しなければならない」と強調しました。
また、G地区のヘリパッドが完成すれば、海から上陸した海兵隊員らがヘリパッドまで行軍してオスプレイで飛び立つという今までなかった新しい訓練が可能になると指摘。G地区へ行くために通る新川ダムの堰堤(えんてい)は10トンの重量規制があることから、「関係機関に働きかけ10トン以上の工事車両を通らせないようにしよう」と語りました。