2016年7月24日(日)
「鳥越知事を」奮闘の輪
あと1週間 候補者先頭に市民も政党も
「東京を、日本を、変える」
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東京都知事選投票日(31日)まで1週間余に迫った23日、野党統一の鳥越俊太郎候補は、保育園に子どもを通わせる父母らとの懇談からはじまり、駅頭での街頭演説など精力的に活動し「都政を都民の手に取り戻そう」と訴えました。
選挙戦は終盤を迎え、鳥越候補と、自民・公明が推す元岩手県知事、元自民党衆院議員の3氏の激しい競り合いが続いています。鳥越候補を推す日本共産党、民進党、社民党、生活の党など各党の国会議員、地方議員と市民らは、「鳥越候補をなんとしても押し上げよう」と都内各地で街頭宣伝、政策宣伝に取り組みました。
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立川市のJR立川駅北口で午後0時半から、共産党の小池晃書記局長、民進党の菅直人元首相・衆院議員、立憲デモクラシーの会共同代表の山口二郎・法政大学教授とともに行った街頭演説は、多くの人が詰め掛けました。時間を追うごとに、デッキや周辺の歩道は、足を止め演説を聞く人の輪が広がっていきました。保育園に子どもを預ける父母らとの千代田区内での懇談を終えて立川駅前に駆け付けた鳥越候補に「とりごえ」「とりごえ」のコールと拍手が湧きました。
鳥越候補は懇談の中で出された、保育施設内の事故で子どもを亡くした父母の訴えなども紹介。「待機児の問題は、保育所を増やす、保育士を増やす量の問題ももちろん大切ですが、量だけではだめです。ある候補は規制緩和をして、子どもを詰め込むということをおっしゃっています。これは事故につながる、安全が確保されないという質の問題につながります」と指摘。質・量とも保育を充実させ、安全で安心して子育てできる都政の実現を訴えると、「そうだ」「がんばって」と声援が掛かりました。
鳥越候補が、▽大型公共事業優先から暮らし優先への転換▽憲法を守り都政に生かす▽核兵器廃絶・原発ゼロへ「非核都市宣言」の実現―などの政策を述べ「都政を、みなさんの手に取り戻そう」と呼びかけると、聴衆も「よーし」「オー」と応えました。
青梅市の会社員の女性(49)は「都知事選は絶対、自民党ではない人に投票しようと思い、話を聞きにきました。日本の首都の知事を選ぶ大事な選挙。憲法を守る、原発ゼロをめざす人が、都政の上に立てば、日本全体を変えられると思います」と期待します。
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鳥越候補は立川駅北口から、多摩ニュータウンに向かい、住民と懇談。杉並区のJR荻窪駅頭、豊島区の池袋駅頭でも街頭演説しました。
荻窪駅で演説を聞いた50代の学童保育指導員の女性は「学童保育は民間委託され数が減らされたりしている。施策を充実してほしい」と鳥越氏に期待を寄せました。
鳥越候補の確認団体「都政を都民の手に取り戻す会」の宣伝カーには、共産党、民進党の国会議員、市民らが乗り込み、新宿、秋葉原、浅草・雷門前、上野などで街頭演説。鳥越候補を押し上げようと「鳥越俊太郎さんを応援する自治体議員の会」が呼びかけて都内90カ所で行ったアピールでは、超党派の地方議員や市民が、政策を訴え、法定ビラを配布しました。