2016年7月23日(土)
歴史的知事選 鳥越氏必勝を
東京から日本変えよう
5党代表街頭演説 志位委員長ら訴え
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「みんなに都政を取り戻そう、東京から日本を変えよう」―。大激戦の東京都知事選で、野党統一の鳥越俊太郎候補の勝利を何としてもと22日、有楽町駅前で5党代表街頭演説が行われました。日本共産党の志位和夫委員長、民進党の枝野幸男幹事長、生活の党の小沢一郎共同代表、社民党の又市征治幹事長、東京・生活者ネットワークの西崎光子都議が鳥越候補とともに訴えました。
鳥越候補は、暮らしの課題とあわせて「東京から平和と憲法を守る、核のない社会をつくる」と力強く宣言しました。戦争法などを強行した安倍政権を厳しく批判し、「都民、国民をだまし討ちする安倍政権にノーを言わないといけない。東京に『反安倍』の旗を立てます」と決意を表明しました。
「この都知事選は、東京都民の命と暮らしがかかっているだけでなく、日本の政治の行方にも大きな影響を与える、文字通りの歴史的選挙です」と切り出した志位氏。立候補を取り下げた宇都宮健児さんに「心からの敬意を申し上げます」と述べました。
志位氏は、「選挙戦を通じて争点ははっきりしました」として、「第一に、クリーンな都政をつくることができるのは鳥越さんだけ」だと述べました。舛添要一前知事を担いで混乱をつくったのは自民・公明だと指摘。「そのことへの自覚も反省もない人たちに都政を任せることはできません」と力を込めました。
第二に、「都民の暮らしを本気で支える都政をつくれるのは鳥越さんだけ」だと力説。鳥越氏が待機児童解消で保育所の整備、保育士の給与・処遇改善という“要”の政策を掲げられるのは「税金の使い方を、大型公共事業優先から福祉と暮らし優先に切り替える立場を持っている」からだと語りました。
第三に志位氏は、「平和と憲法を守る東京をつくれるのは鳥越さんだけ」だとして、鳥越氏が出馬会見で「戦争を知る最後の世代として、改憲への流れを変えたい」と述べたことに言及。「鳥越さんの勝利で、首都・東京から『平和と憲法を守り抜く』というメッセージを発信しよう」と呼びかけました。
民進党の枝野幹事長は、高齢者や子育てを下支えする都政が必要と指摘。選挙戦について「大変な激戦です」と、鳥越氏への支援を一回り広げるよう訴えました。
生活の党の小沢共同代表は、報道への干渉行為を繰り返す安倍政権を批判。「鳥越さんは信念を持つジャーナリスト。正しいことは正しいと言える人だ」と話しました。
社民党の又市幹事長は、医療や教育の負担増の問題などを「都民と一緒に解決する姿勢を持つ知事が必要」と強調。生活者ネットの西崎都議は「一人ひとりの尊厳を守ろうと頑張る鳥越さんを知事に押し上げよう」と呼びかけました。