2016年7月22日(金)
学者もママも労働者も
多彩な市民が鳥越さん応援
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有力3候補が「横一線」で激しく争う東京都知事選(31日投票)で、野党統一候補の鳥越俊太郎候補を勝利へ押し上げようと21日、学者、子育て中の母親、労働者らが都内各地で応援演説に立ち「鳥越さんで都政を都民の手に取り戻そう」と訴えました。雨の中、弁士の訴えに足を止めて聞く人が多くみられました。
久米川駅前(東村山市)では東京大学名誉教授で市民連合の広渡清吾氏が演説。都民の願いは「税金を自分のために使わない、都民のくらしと健康を第一に考えて環境づくりし、憲法9条の平和主義を東京から発信する知事の誕生だ」と指摘。「これに応える候補者は、ジャーナリストとして権力に屈せず市民とともにたたかう鳥越さんしかいない」と訴えました。
小平駅前(小平市)では「安保関連法に反対するママの会@国分寺」の小柳英梨子氏が、認可保育園や特別養護老人ホームの増設、最低賃金のアップを都政に要望。「鳥越さんには聞く耳がある。みんなの『困った』を鳥越さんに集め『住んでよし、働いてよし、環境によし、学んでよし』の東京を実現しよう」と呼びかけました。
野方駅前(中野区)では、全労連議長の小田川義和氏が「憲法を生かす東京に。鳥越さんとともに、日本が『戦争する国』に逆戻りするのを止めよう」と訴えました。さらに非正規雇用の増加やブラック企業が横行する労働問題にも言及。「最低賃金の引き上げ、ブラック企業規制のルールづくりを東京都が行うように、鳥越さんに思いを託したい」と語りました。
小平駅前で演説を聞いた女性=同市=は「道路などでなく医療、福祉、教育の予算を増やす都政であってほしい。ジャーナリストとして正義感を発揮してきた鳥越さんを知事に押し上げたい」と話していました。
街頭宣伝には、日本共産党、民進党、社民党、生活の党、生活者ネットの国会議員や地方議員らもマイクを握りました。