2016年7月21日(木)
ヘリパッド計画
「村道は工事に使用させない」
沖縄県議会与党会派 伊集村長と面談
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沖縄県東村高江の米軍ヘリパッド(着陸帯)建設をめぐり、県議会の日本共産党、社民・社大・結連合、おきなわの与党3会派の代表者らは20日、同村役場を訪れ、伊集盛久(いじゅ・せいきゅう)村長と面談しました。共産党は嘉陽宗儀、西銘純恵、比嘉瑞己、瀬長美佐雄の各県議が参加しました。
新たなヘリパッド建設現場となる「G地区」への道は、高江集落内を通る村道がありますが、住宅地であり、工事用の大型ダンプカーが通行すると住民の生活が脅かされます。
伊集村長は、工事に伴う村道使用について2014年12月の村議会で伊佐真次村議(日本共産党)の質問に対し、「村道は非常に狭いし、通してはいけない。万が一、通った場合には体を張って阻止しなければいけない。通行だけは絶対に認めないと(沖縄防衛局に)強く言います」と答弁しています。
県議らは面談で、この点について改めて伊集村長の考えを問いました。
伊集村長はヘリパッド建設に容認の立場を示しましたが、村道使用については「使用は絶対にさせてはいけないという不退転の姿勢だ。防衛局にも何回も言っており、絶対に使用しない」と答えました。
また、伊集村長はオスプレイ配備撤回を求めた建白書の立場で、オスプレイ反対を表明しました。
面談を終え、住民らの座り込みが続く北部訓練場のN1地区のゲート前で報告した比嘉県議は、「村長に村道使用はさせないことと、オスプレイ配備撤回の立場の2点を確認した。これだけでも工事を進めることは不可能だ。政府はヘリパッド建設を断念すべきだ」と語りました。