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2016年7月21日(木)

ともに新しい東京つくろう

鳥越氏が力強く決意

革新都政をつくる会決起集会

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 有力3候補による「横一線」の大激戦となっている東京都知事選(31日投票)で、野党統一候補の鳥越俊太郎氏を必ず押し上げようと19日夜、革新都政をつくる会は総決起集会を開きました。集会では、鳥越氏が力強く決意を表明しました。その要旨を紹介します。


改憲の策動止める

写真

(写真)決意を述べる鳥越俊太郎知事候補=19日、東京都台東区

 昨年のことですが、集団的自衛権の行使容認の閣議決定が強行され、安保法制が国会で強行成立されていく。国民の一人として、都民として、このままおまえは黙っていていいのかと問いかけ、いやだめだということで、作家の澤地久枝さんと2人で「アベ政治を許さない」というプラカードをつくり、国会前で集会を開きました。プラカードは、俳人の金子兜太さんに書いていただいた、達筆な書です。非常に幸いなことに、日本全国に広がりました。

 私は昭和21(1946)年に、小学1年生になりました。戦後に何があったか全部知っている人間からして、安倍政権の成立というのは、そしてやっていることは、戦後最悪のものです。戦後最悪の内閣です。

介護や医療第一に

 また、舛添(要一前知事)さんが、ああいうみっともない辞め方をしました。(海外出張で)飛行機ではファーストクラスを使い、ホテルではスイートルームを使っていた。そのとき、東京都民が本当に汗水たらして働いて納めた税金から賄われるということが、舛添さんの頭から飛んでいた。

 私が東京都知事になった場合、検証委員会などをつくって、きちっとケリをつけます。

 新聞のアンケート(世論調査)では、高齢者問題、介護問題、医療の問題が、都民の皆さんの第一の心配ごととして挙げられています。これは、解決のために都知事が第一に取り組むことです。

 そんなに遠くない将来、大介護時代がやってくると言われています。このままでは、介護される人たちはどんどん増えていくが、介護に当たる人はどんどん減っていく。そのときになって慌てても遅い。今のうちに手を打つ。国も巻き込んで取り組んでいきます。

 2020年には、東京オリンピックがやってきます。どんどんお金(経費)が膨れ上がっている。歯止めをかけたい。東京都民の税金が使われるわけですから、きちっと情報公開して、きちっと(見直しを)進めていく。

 東京都民の皆さんと、行政のスタッフが心を一つにして取り組みたい。

差別、偏見に反論

 私は、がんサバイバー(生存者)です。小池百合子さんが(街頭演説で)、私のことを指していると思うんですが、(野党4党が)「病み上がりの人を連れて来る」と(訴えた)。

 きょう、昼のフジテレビの番組で、私は(小池候補に)「病み上がり」という差別的な用語を使って私のことを言ったのかと聞いた。そしたら「記憶にありません」とごまかしたんです。

 東京都内にも、がんサバイバーの人がたくさんいらっしゃる。そして今がんとたたかっている方もいっぱいいらっしゃる。周りでいろいろケアをしている家族もいます。(小池候補の発言は)そういう人たちに対する差別と偏見の言葉です。こういうことを上から目線で、差別的に言うような人に、東京都政を任せていいのでしょうか。

 私はがんサバイバーとして、がんの検診率をきっちり上げて、早期に治療に努める、がんで亡くなる人をできるだけ下げていきたいと考えています。

東京で非核都市宣言

 最後に、東京は、平和と憲法を守ります。

 私が(都知事として)最初にやる仕事は、非核都市宣言です。東京は、平和都市宣言はしているが、非核都市宣言はしていません。

 私は、東京を非核都市、核がいらない都市にしたい。「核」というのは、広島、長崎の原爆(核兵器)だけではありません。福島の核、つまり原発もいらない。そういう非核都市宣言をぜひ東京都で実現したいと思います。

 こういう東京都政をつくっていくためには、都民の皆さんが声を発して、私の耳に届けてもらいたい。

 私一人ではできません。都民の皆さんとともに、東京都政を(都民に)取り戻す。

 皆さん、一緒に新しい東京をつくっていきましょう。


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