2016年7月21日(木)
戦争賛美の歴史観共有
新しい歴史教科書をつくる会
小池百合子候補を支持
戦争賛美・憲法敵視の歴史教科書の普及をたくらむ「新しい歴史教科書をつくる会」は19日、緊急理事会を開き、東京都知事選で小池百合子候補を支持することを決定しました。
同会が発表した「小池百合子候補を支持する声明」では、「知事として最もふさわしい候補者として、小池百合子氏を支持します」と表明。その理由として小池氏が(1)外国人参政権に明確に反対している(2)2020年東京オリンピック開催国の首都東京のホスト役として最も適当(3)歴史観についてもしっかりとした見解を持っており、「つくる会」の運動を支持している―点をあげています。
小池氏は戦後の歴史教育を「自虐史観」「自虐的教育」などと攻撃するとともに、「自前の憲法を有し、また教育基本法の改正に一日も早く取り組むことをお誓いしたい」などと改憲を主張してきた人物。「新しい歴史教科書をつくる会」も、戦後の歴史教育を「自虐史観」と批判し、日本の侵略戦争を「正しい戦争」と教える歴史教科書を作り、普及することをたくらむ団体です。
小池氏は、知事選の中で自らの歴史観や改憲のたくらみについて一切語りませんが、「つくる会」が「最もふさわしい候補」と支持を表明することで、その本質が浮き彫りになりました。