2016年7月20日(水)
沖縄・東村高江
夜間騒音、先月383回
県議会軍特委 2年で24倍に激化
米軍ヘリパッド(着陸帯)建設が狙われている沖縄県東村高江で、今年6月の夜間の航空機騒音発生回数が2年前と比べて約24倍に増加していることが19日、分かりました。県議会米軍基地関係特別委員会で日本共産党の渡久地修県議の質問に、県環境企画統括官が答えました。
県によると、2014年度の1年平均の航空機騒音測定結果と2016年6月分を比較すると、騒音の平均値が14年度平均40デシベルだったのに対し、6月が53・8デシベルと約1・3倍になりました。1日あたりの騒音発生回数は14年度4・1回に対し、6月が32・8回と8倍に増加。特に夜間(午後7時から午前7時まで)については14年度月16・2回であったのが、月383回と約24倍に増加しました。
高江に住む石原理絵さん(52)は「夜間はオスプレイが夜の9時前後から10時30分すぎまで同じルートを何度も飛んでいます。家が振動で揺れたり、頭が痛くなったりします。頭痛は1時間ぐらいひきません。本当にひどい」と話しています。