2016年7月20日(水)
小池氏の「病み上がり」暴言
鳥越氏「がん患者差別」と批判
小池氏「これが選挙」と居直り
東京都知事選の候補者による討論が行われた19日放送のフジテレビ番組で、野党統一候補の鳥越俊太郎氏は、小池百合子候補が街頭演説で“病み上がりの人を連れてきてどうする”と鳥越氏を中傷したことを取り上げ、「がん患者に対する大変な差別、偏見だ」と批判しました。小池氏は「これが選挙なんです」と居直る一幕がありました。
番組の中で、鳥越氏から事実関係をただされた小池氏は「言ってない」と繰り返し否定。ところが鳥越氏が「証拠はある」と、小池氏の演説をテロップ(字幕)つきで放送したニュース番組の画面を写した紙を示した途端、小池氏は「記憶にない」とごまかしました。
鳥越氏は、小池氏の暴言について「一回がんになったら『あなたはもう何もできないんだ』と決めつける」「『病み上がり』というレッテルを貼っている」と厳しく批判しました。
小池氏は「そこまで言っていない」と言い訳しながら、最後には「こういうやりとりは山ほどある」「これが選挙なんです」と開き直りました。