2016年7月20日(水)
自公が推す 増田 寛也候補
県知事時代に借金倍増で言い訳
原因のダム・港湾触れず
東京知事選で自民、公明が推す増田寛也氏は、岩手県知事時代に無駄な公共事業を進めて借金を2倍の1・4兆円に増やしたことについてホームページで言い訳しています。「切るべき公共事業を切ってきた」とするなどデタラメな内容です。
増田氏は、借金の原因として、東北新幹線(盛岡―八戸)の整備と岩手県立大の開設の二つをあげて、「将来に向けた投資」と釈明しています。
しかし、借金増加の原因はこの二つだけではありません。不要不急のダム建設、港湾整備、空港拡張など国やゼネコンのいいなりとなって財政規模を超えた公共事業を推進してきたことが原因です。
新幹線整備に関しても、盛岡駅西口複合施設建設によって財政を悪化させました。「無駄な投資をしたわけではない」(増田氏)どころか、無駄遣いをしてきたことは明らかです。
さらに増田氏は「行財政構造改革プログラムを策定し、財政健全化に道筋をつけ、最終年度でプライマリーバランス(基礎的財政収支)を均衡させた」と述べています。
しかし、「財政健全化」といっても、乳幼児医療費助成など県単独助成に負担金導入、県立病院の診療所化、高校統廃合など県民の暮らしを切り捨ててきたのが実際です。「均衡させた」と自慢できるものではありません。
不要不急の公共事業を進めて財政を破たんさせ、住民にツケ回しするのは、自公が進めてきた東京都政と同じです。失政に反省のない増田氏がオリンピック工事が行われる東京で同じことをやれば、岩手以上に大変な事態になるのは必至です。